バイアグラODフィルムとは?
バイアグラODフィルムは、2016年発売開始のうすい赤色のフィルム状のお薬で、現在、国内で発売されているED治療薬の中では唯一無二の剤形です。
舌の上で溶かして服用するOD剤なので水無しでも服用が可能であることはもちろんのこと、何よりも携帯性に優れていることから根強い人気があり、多くの方がご使用になられています。
嵩張らないため携帯性高く、湿気に強い丈夫なアルミ包装なので、名刺入れや財布に入れて持ち歩くことができ大変便利です。EDでお悩みの方の不安解消に役立つでしょう。
このような方におすすめ
- 持続力がなくて自信が持てない方
- 中折れしてしまう方
- 勃起力が低下している方
- 長く勃起を維持したい方
- 自然な形で勃起を起こしたい方
バイアグラODフィルムの特長
バイアグラODフィルムについて
服用方法
この薬は性行為の約1時間前に飲みます。1日の服用は1回とし、間隔は24時間以上あけてください。
お薬は服用の直前に袋から取り出し、口の中で溶かして唾液や水で飲み込んでください。
このバイアグラODフィルムは口の中では吸収されませんので必ず飲み込んでください。
※水で服用すると錠剤よりも最高血中濃度が若干高く、水無しの場合は錠剤よりも若干低いというデータがあります。
食事の影響
バイアグラODフィルムは空腹時に服用してください。
服用後40分経過していれば、効果への食事の影響はありません。
ただし、過度の飲酒は効果が期待できないのでアルコールは控えた方が良いでしょう。
注意点
服用前に脂質の多い食事をしてしまうと、成分の吸収が悪くなります。
700kcal以下の低脂肪食であれば影響はありません。
副作用
管拡張効果によるほてり、頭痛、鼻づまり感、消化不良、胃もたれ、下痢、アレルギー性皮膚症状
【重い副作用】:めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
硝酸薬との併用による急激な血圧低下
持続勃起症(プリアピズム):4時間以上痛みを伴う勃起が続く(すぐ受診)、陰茎組織損傷、勃起機能の喪失
重い過敏症:発疹、じんま疹、全身発赤、顔や口・喉や舌の腫れ、咳き込む、ゼーゼー息苦しい。
重い皮膚・粘膜障害:発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
【その他】
頭痛、ほてり、潮紅、鼻づまり
めまい、血圧の変動、動悸、頻脈
視覚異常、彩視症、光視症..まぶしい、かすむ、青くみえる
特異な副作用
以下の症状がある場合は、直ちに医師の診察を受けてください。
・視覚異常
青色のメガネをかけている感じがする、青と緑の色の区別がつかないなどの異常な見え方をする症状があります。
・非動脈炎性前部虚血性神経症(NAION)
著しい視力の低下、視力喪失などの症状があります。
非動脈炎性前部虚血性神経症は、視神経への血液供給が低下することで、視神経細胞が機能不全を起こしたり、壊死してしまう状態です。
因果関係は不明とされていますが、ED治療薬を服用している人にわずかではありますが、相関関係があるとされています。
・持続勃起症(プリアピズム)
4時間以上痛みのある勃起状態が続く症状があります。勃起状態のまま通常に戻らない、もしくは非常に戻りにくいといった状態です。
別名、陰茎強直症とも言われています。
この原因は陰茎の海綿体内に存在する動脈系の破綻が主な原因とされています。
併用禁止薬
併用禁忌
併用禁忌薬は、バイアグラODフィルムと相性が悪く一緒に飲み合せすることができないお薬です。
・硝酸剤及び一酸化炭素供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド)
併用により、降圧作用を増強することがあります。
・アミオダロン塩酸塩(アンカロン錠)
併用により、アミオダロン塩酸塩によるQTc延長作用が増強するおそれがあります。
・sGC刺激剤(リオシグアト、アデムパス)
併用により、症候性低血圧を起こすことがある。
併用注意
用注意薬は、バイアグラODフィルムと併用して服用するにあたり注意が必要なお薬です。
・グレープフルーツ(ジュース含む)
フラノクマリンという成分が体内の代謝酵素の働きを阻害するため、薬の分解に遅れが生じます。
その結果、必要以上に薬の成分を体内に吸収してしまうため、効果や副作用が強く出てしまう可能性があります。
・チトクロームP450 3A4阻害薬(リトナビル、ダルナビル、エリスロマイシン、シメチジン、ケトコナゾール、イトラコナゾール等)
リトナビル、エリスロマイシン、シメチジンとの併用により、本剤の血漿中濃度が上昇し、最高血漿中濃度(Cmax)がそれぞれ3.9倍、2.6倍、1.5倍に増加し、血漿中濃度−時間曲線下面積(AUC)がそれぞれ10.5倍、2.8倍、1.6倍に増加する可能性があります。
・α遮断薬
ドキサゾシン等のα遮断剤との併用でめまい等の自覚症状を伴う血圧低下を来したとの報告があります。
降圧作用が増強することがあるので、低用量(25mg)から投与を開始するなど慎重に服用する必要があります。
・降圧剤
バイアグラODフィルムには血圧を下げる作用があり、降圧剤と併用することで、一時的な立ちくらみ・ふらつきなど低血圧の症状が起こる可能性があります。
・カルペリチド
併用により降圧作用が増強するおそれがあります。
よくある質問
- バイアグラODフィルムを毎日服用するのですか?
- いいえ。性行為のときに使用してください。行為の1時間前に1錠飲めば効果が出ます。
- バイアグラODフィルムを服用すると、ずっと勃起しっぱなしになりますか?
- バイアグラODフィルムを服用しただけでは勃起しません。性的な刺激がある場合のみ勃起が継続し、刺激がなくなれば通常の状態に戻ります。
- バイアグラODフィルムの副作用にはどんなものがある?
- バイアグラODフィルムは副作用がでにくいお薬ですが、出やすい副作用は「顔のほてり」「頭痛」があります。