ジェミーナ(低用量ピル)

月経困難症や子宮内膜症の治療薬です。

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ジェミーナ(低用量ピル)とは?

ジェミーナは排卵や子宮内膜が肥厚していくのを抑える働きがあるため、月経困難症や子宮内膜症の治療に効果的とされています。エストロゲン(卵胞ホルモン)のエチニルエストラジオールとプロゲステロン(黄体ホルモン)のレポノルゲストレルという2つの有効成分が配合されています。ノーベルファーマ株式会社と、あすか製薬が販売している薬です。ジェミーナは月経困難症や子宮内膜症の治療薬として使われるため保険適応できます。避妊目的で使用することはできません。

このような方におすすめ

  • 月経痛を改善したい
  • ニキビを治したい
  • 肌をきれいにしたい
  • 生理周期を安定させたい
  • 生理痛から解放されたい
  • 生理前のイライラ(PMS)を消したい
  • 卵巣癌、子宮体癌を予防して長生きしたい

ジェミーナの特長

服用方法

生理初日から1日1錠、毎日同じ時間に服用します。
21錠シートと28錠シートの2種類があります。
ジェミーナは月経を一周期28日間か84日間の2種類から選ぶことができるので生理の周期を調整できます。
28日周期を望む場合は、ジェミーナ21錠シートを21日間服用して7日間休薬します。
84日周期の場合は、28錠シートx2つ(56日間)連続で飲み続け、次に21錠シートを飲みます。合計77日間服用を続け、7日間休薬を繰り返していきます。

ジェミーナ低用量ピル

副作用

血栓症などの重大な副作用、頭痛や吐き気、不正出血が起きやすくなるなどの副作用があります。
重大な副作用として「血栓症」があります。 特に喫煙歴のある方には、何倍ものリスクがあるため、当院では、1日15本以上喫煙歴のある方には処方はしておりません。 他糖尿病や高脂血症、肥満の方等は、リスクが上がります。

よくある質問

薬を服用すると月経がなくなってしまったのですが大丈夫でしょうか?
この薬は子宮内膜が厚くならないようにする効果があるため、月経時(休薬期間)の出血量が少なくなっていく傾向があります。また、月経がない場合もあります。
薬の服用を長期間続けると、将来妊娠できなくなることはありますか?
この薬の服用中は、排卵が抑えられていますが、服用を中止すると身体は通常の状態に戻るので月経が再開します。今後の妊娠に関して全く影響はありません。
薬の服用を服用すると体重は増えますか?
この薬の服用で太ることはほとんどありません。
飲み忘れたらどうしたら良い?
1日中で、遅れて服用することに関しては問題ありません。1日忘れてしまったら、その日のうちに2錠服用してください。2日以上連続して飲み忘れた場合は気付いた時点で前日分の1錠を服用し、さらに当日の分も通常どおりに1錠を服用します。その後は当初の服薬スケジュール通り服用を継続します。
この薬を服用するとがんになりやすいですか?
がんになりやすくなることはありません。エストロゲン・プロゲスチン配合剤は、子宮体がんや卵巣がんのリスクを下げます。乳がんのリスクに関しては、わずかに上がる可能性がありますが、服用を中止するともとの状態になります。
飲んでたら妊娠はしない?
避妊目的での使用はできません。 ジェミーナは、日本国内では、子宮内膜症による痛みの緩和や月経困難症の治療薬として承認されているため、避妊を主な目的とした処方を行うことはできません。