ヤーズフレックス(超低用量ピル)

月経痛の軽減を目的として開発された超低用量ピルです。

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ヤーズフレックス(超低用量ピル)とは?

ヤーズフレックスは、大手製薬会社バイエル薬品社が開発した月経困難症(生理痛)の軽減を目的として開発をされた超低用量ピルです。ヤーズフレックス配合錠は、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)の2つの有効成分が配合されたEP配合剤のうち国内で初めて連続服用ができるようになったLEP製剤です。副作用を軽減するために卵胞ホルモンの含有量は20マイクログラムまで抑えられており超低用量LEP製剤とも呼ばれています。
ヤーズとヤーズフレックスは、いずれも同じ有効成分が配合された医薬品です。 違いとしては、ヤーズでは1シート28錠中24錠に有効成分が配合され、残りの4錠はプラセボですが、ヤーズフレックスでは28錠すべてに有効成分が配合されています。
超低用量ピルは、エストロゲン配合量が30マイクログラムより少ないタイプなので、月経困難症や子宮内膜症の治療薬として使われるため保険適応できます。ただし避妊目的には使用できません。

このような方におすすめ

  • 月経痛を改善したい
  • ニキビを治したい
  • 肌をきれいにしたい
  • 生理周期を安定させたい
  • 生理痛から解放されたい
  • 生理前のイライラ(PMS)を消したい
  • 卵巣癌、子宮体癌を予防して長生きしたい

ヤーズフレックスの特長

服用方法

1日1錠を一定の時刻に経口投与します。24日目までは出血の有無にかかわらず連続投与します。25日目以降に3日間連続で出血(点状出血を含む)が認められた場合、又は、連続投与が120日に達した場合は、4日間休薬します。
休薬後は出血が終わっているか続いているかにかかわらず、連続投与を開始します。以後同様に連続投与と休薬を繰り返します。

ヤーズフレックス超低用量ピル

副作用

血栓症などの重大な副作用、頭痛や吐き気、不正出血が起きやすくなるなどの副作用があります。
重大な副作用として「血栓症」があります。 特に喫煙歴のある方には、何倍ものリスクがあるため、当院では、1日15本以上喫煙歴のある方には処方はしておりません。 他糖尿病や高脂血症、肥満の方等は、リスクが上がります。

よくある質問

将来妊娠できなくなるのでは?
超低容量ピルの服用歴があっても今後の妊娠に関して全く影響はありません。
飲み忘れたらどうしたら良い?
飲み忘れに気づいたときは、すぐに飲み忘れていた分の1錠を服用し、当日の1錠もいつもの時間に服用してください。
2日以上服用し忘れた場合は、気づいた時点で前日分の1錠を服用し、当日の1錠をいつもの時間に服用し、その後は当初のスケジュールどおりに服用を続けてください。
飲んでたら妊娠はしない?
避妊目的での使用はできません。 ヤーズフレックス配合錠は、日本国内では、子宮内膜症による痛みの緩和や月経困難症の治療薬として承認されているため、避妊を主な目的とした処方を行うことはできません。